2013年5月4日土曜日

タタカう

あらゆる国からフランス語を学びにくる語学学校。
私のクラスは大体10人で、
ほとんどスイス人、それとサウジアラビア人がいる。
最近はリビア人が何故だか多いけど、
うちのクラスにはまだ来ていない。
アラブ系の人は医学系職業の人が多く、
なおかつ家族連れが多く、
集団を見ると学校に行くのがちょっと怖いときがある。


そんなコワモテの彼らと話すとき、
かわいらしくも日本語を言ってくれるときがある。
サウジの彼は、次の言葉を私に述べました。

「はじめまして」
「こんにちは」
「タタカう」

「タタカう? Comment(コモン)???」
改めて聞くと、「戦う」だった。
もちろん、それを知った出所を知りたかったので、
確認のため聞くと、

「ONE PIECE」

でたー、マンガ。

サウジでは、「NARUTO」と「ONE PIECE」が流行っているらしい。
あと、「マルコ(ちびまるこちゃん)」。
しかし、「はじめまして」、「こんにちは」の次に、
その顔で「タタカう」って言われるとやっぱり怖いー。


「ONE PIECE」は私も読んでいるので、その面白さはわかるし、
それが世界で人気ということは、宗教関係なく
人類皆兄弟なのだと改めて思ってしまう。
尾田栄一郎氏は、人類皆兄弟の倫理法則をマンガで伝播している。
だって、あの世界が理解されているんだから。
ある意味、聖書です。
日本マンガの威力はホントすごい。

さて、そんな「ONE PIECE」も「NARUTO」も、
当然フランスでも人気。
この間、子供向け本屋に間違って入ったら、
ONE PIECEを釘付けになって、
座って読んでいる少女を数人見た。
 今65巻が最新みたいだったから、
1年くらい遅れて彼らは読んでるみたい。


今日も、テレビを付けたら、
「ONE PIECE」がやっていた。
こちらのテレビは局数が多いからか、
一度にCMなしで、4〜5話放送する。
とりあえず知っているけど、折角なので見ました。

アロンとONE PIECE視聴。
じきにリラックス。
 
私は、「ONE PIECE」見ながら、アロンをなでなでマッサージ。
アロンは 「ONE PIECE」を見ずに、このダラダラモード。

なぜかたまに私に戦いを挑んでくるこの彼と、
和平を結びたい。