2014年2月26日水曜日

アレルギー

最近の私は何をしているかというと、
家事をしながら、求職活動。
家がテナント業をしているから、
週2日だけ掃除を朝6時からやっていたりもする。
これが結構、終わった後の朝ご飯がおいしく食べれる爽快な仕事だ。
かといって、今更清掃スタッフになるつもりはないけど、
結構楽しい。

加えて、私と父の部屋を交換することになったのでお引っ越し中でもある。
これがまた力仕事を要求するけど、
家がすこしずつきれいになっていくのが嬉しい。
インテリアを考えるといいつつも、
どっちかというと、ほとんど今は断捨離精神を発揮しなければならない。

そんな作業を一週間前から続けているのだが、
同時期から耳がかゆいの、鼻水がすごいの…
という症状に苛まれ、ついには耳がかゆすぎて夜中に目覚めた。
今までは花粉症ではないと信じ続け、病院にいかなかったが、
これはいけないと判断し、断腸の思いでお金のかかる耳鼻科に。

先生は気さくな雰囲気の良い方で、
でもさくっと、
耳はアレルギーじゃなくて、掻き過ぎだよって。
かゆいから、綿棒でこすっていたけど、
綿棒でこすっていたから、かゆくなっていたということを知る。
何て愚行を繰り返していたんだと己のばかさを知る。
それってよくテレビで見るし…。
終いには先生に、
「一週間でコレ治しちゃおうねっ」って幼稚園生並みにやさしく諭された。
「はい!!」

そして同時に勧められたのが、
アレルギーパッチテスト。
スギ花粉(春)、ブタクサ(夏)に加えてハウスダストとダニの死骸。
ちょこっと前腕の肌が弱い部分に傷をつけて、
4つのエキスをたらしてみる。
時間が経つにつれて、ヒリヒリ痛くなる、かゆくなる…、かゆくなる!

先生には、
「あ〜コレ間違いないね。」って。
「一年中大変だねっ」て。

花粉より、ハウスダストとダニの死骸への反応がよりすごかった。
鼻のかゆみや鼻炎の原因は、掃除から出てくるホコリだ。
これからはマスク装着2枚態勢で掃除に臨まなくてはならない。
悲運にもまだ引っ越しは終わっていないので、
これからゴーグルでもしながら、やろうかと模索中。

結局アレルギーは体質改善しかないから、
食生活変更とヨガで頑張るしかないな。


左側花粉類、右側ハウスダストと奥がダニの死骸。かゆい。


そんなこんなで考えていると、
タケノウチさーん、と呼ばれてお会計。
…初診料含めで3,300円ほど。
その後塗り薬等頂いて、1,700円ほど。だから締めて5,000円。
目薬要らないって言ってよかった。
簡単には病気になれません。

薬を処方してくれたスタッフさんが、
40〜50代くらいの方で、とてもよく薬の説明をしてくれた。
ただ、彼女は鼻に噴霧する薬の使い方を言うときに、
「…大人の方はトゥースプレィしてください。
お子さんはワンスプレィなんですけど。」って言った。
「2回スプレー」でいいんじゃないのか?
しかも、若干発音がいい。
2×4工法をトゥーバイフォォーって言うM浦さんを思い出した。
それと同じで面白かった。
あの人は営業だから、ずっと繰り返していたからわざとだよな…。
私も無意識で間違えて言ってしまうことがあるけど…。
しかしこの人はお年寄りにもそう説明するのかな??と、
ちょっと気になった。きっと1回では分からないだろうなと。

まぁ笑わせてくれるんだけどね!

そんな毎日です。
さぁ、これからまた一仕事!





 











2014年2月14日金曜日

如月初詣

そういえばと思い出したように、
初詣に行く。
日本橋七福神巡りかどーんと一つ神田明神にいくか。
迷ったあげく、携帯も見たかったので、
アキバ近くの神田明神に行くことに。
ちなみに家は椙森神社(スギノモリ)の氏子。
お隣の神様にちょっと浮気。


都内では比較的大きな鳥居に親近感を覚えつつ、
心をワクワクさせる神社建築と邪気を払ってくれそうな朱を目の前に、
とりあえず写真を撮る。

上に重心がある楼閣。この下は今くぐれない。

脇にある入り口を通ると、左脇にある手水舎へ。
手を清めていると、隣に2人の若い学生っぽい男性が…。

「よくさぁ、ココでうがいしているおじさんいるじゃん?
 あれ、間違ってね?」

「…」

私は、30代のおばさんですけど、
この会話の程よいタイミングで、口を濯いでおりました。
もちろん、うがいでなく、清めるために。
全く気にしない素振りをしました。女優です。

そこで口に水を含めて清めることを知らないのかー。
少なくともその現象が起こりそうな場所でそれ言っちゃだめでしょう。
後で連れに聞いたら、その男性たちは、
参道をのぼっていく途中に、
前を歩いていたちょっと動きの変なイケテない男子。

隣で私がやっていて、彼らはどう思ったんだろうか?
んー、
後で困るのは彼らだからまぁいい。
ただ彼らはなんで手を洗うのか知らないでやっているに違いない。
やるからには、難しいことではないんだから、理由を知っていてほしい。
少なくともおじさんはうがいをしていないということを。
ノリでやるんじゃなくてね。
日本の文化なんか、
きっと外国人の日本好きの方がよく知ってるという悲しさ。
結構ある。

親が色んな意味で教えられないなら、小学生のうちに英語じゃなくて、
こういう慣わしを教科書で全般的に教えて欲しい。
かくいう私も住宅メーカーに入って初めて地鎮祭の意味を知ったけど。
行為は知ってても、あくまで「ジチンサイ」だった。
まして地鎮祭に寺系、神社系、クリスチャン系があるなんて知らなかった。
今じゃ家が建てられない世帯なんてたくさんあるんだから、
存在自体、知らない子も多いはず。

そうは思いつつも、そんな手水での突飛な出来事に、
笑いを隠せず、2人で大笑い。
これからの商売繁盛・健康を祈願。
2月なれど、参拝客は結構いる。

そして神田明神・参道下にある天野屋へ。
テレビでも結構おなじみの甘酒屋さん。
町屋・商家建築は非日常的だから趣きがあって良い。
ほとんど黒っぽく変色したフローリングを
ギシギシ鳴らしながら働く店員さん。
接客は板間で膝座りするから、この目線がちょうどいい。
三和土と板の間の高さ関係が絶妙。
アルゴノミー(人間工学)って生活習慣から生まれているから、
やっぱり妙になっとくさせられる。英語だとエルゴノミー。
余談だけど、
今、170cmの私は150cmないおばあちゃん仕様のキッチンを使っているから、
毎度腰が痛い。計ったらキッチン高さ80cm。今の世界標準は90cmだ。
どおりで。


隣の喫茶の坪庭が、とってもミニマルで
よく見たらネコが2匹いて(笑)、より建物の時代の雰囲気を出している。
加えてそれがキレイに整えられていると気持ちがシャキッとする。

あまざけの天野屋

手に持ってもまだ熱い甘酒を少しずつススる。
耐えきれないので、連れに渡す。渡される。渡す。飲みきる。
あったかい。寒さがきついので、よりあったかく感じる。


こういう行事は、やっぱり心が休まる。
日本、大好きだ。
ちょっと遅いけど、これからまた11ヶ月がんばろっと。
お空を一年間眺めて来た私の正念場です。






2014年2月13日木曜日

モンルトゥールと大雪

Valise(ヴァリーズ)良し。
掃除良し。
忘れ物なし。


後はトータル30キロ以上の荷物もって帰るだけ。
早く帰りたいと思いつつも、
いざとなってはここで過ごした類希なる私の人生の一部に、
そう簡単にお別れを告げるのは心苦しいものです。


管理人とオーナーのマダムにお礼のお土産を買ったら、
手元には€20ほどしか残らず…。
たくさんの本とパソコン類を詰めた見た目より相当重い手荷物と、
予想25キロ以下のスーツケースを踏ん張って持って、
残り一枚のカルネを使い、Gare du Nord(北駅 )へ。
エスカレーターもエレベーターも充実していないメトロよりは、
バスは移動手段としてとても楽。しかもダイレクト。
一応Gare du Nordはターミナル駅だから、
スリがとても多いだが、
こんなに頑張って荷物を運んでいる私には、
目をかけないであろう。と、思いつつ…。


事前に空港までのチケットも買ってポケットに忍び込ませていたので、
イライラする切符売り場で立ち往生することなく、
余裕で移動。
私は国際便の場合、いつも1時間半前に着くようにしているが、
CDGだけはコトが違う。必ず3時間前に着くようにしている。
やはり規模が違うのか、相当人がいるっていうのが一つの要因と、
加えてカウンター(特にエアフランス)の人は、仕事が遅い。
もしくは、並んでいる人数に対して、働いている人が極端に少ない。



だからもちろん、平気で割り込む人も出てくる。
ごめんなさいとばかりの表情で、訴えればいいのに、
「25分待ったけど、もうこの足が限界なのよ!!」っておばちゃんが現れる。
いやぁ、いいたいことはわかるけどね…
キレてかかったら、そもそも割り込みしているんだから、
印象悪過ぎでしょう…。
ラテン系の女性に、悪態つかれていました。(笑)


そしてこの第一魔の入り口=チェックインカウンターを通り越しても、
次にやってくるのが第二の魔の入り口=出国カウンター。
ここもヨーロッパ組とそうでない組に振り分けられ、
ヨーロッパ組はとにかくパスするのが早い。
前者と後者を対応するカウンターの人の割合がとってもおかしい。
ので当然ここでも長蛇の列。


最後の難関は、手荷物検査。
私はココでワイン3本没収されたイヤな思い出がある。
前2本に並びすぎて、チェックインカウンターに戻る時間がなく、
敢えなくあきらめたが、搭乗後に1時間以上飛行機の中で待ったという
なんともやるせない思い出だ。
もう慣れっこの私は、手際良く、
パソコン、液体組、靴、ジャケット…と荷物をバラバラに置き、
何も問題がないかのように振る舞い、
自身も検査機を通過。


ココまで来たらもう終わり。
どっと今までの緊張から解放されて、
BADOIT Rouge(バドワ)を喉越し良く飲み込む。
色んな汗かいたから、気持ちいい。
搭乗時間まで、それでも30分しかなかったが、
最後のフランス滞在を楽しむ。


青空が私を見送ってくれた。
12時間のフライトは、エアフランスなので、不快適。
CAがほとんど男性だったのも驚き。イケメン不在。
私は通路側だったが、男性CAが皆ガタイが良いから、
ドシドシ歩いて、通路側に肘をついて寝ていたりすると、
お尻があたって何度も睡眠を妨げられた。あんまり謝らない。


ソウルで、コリアンエアーに乗り換えて、今度は快適。
CAは綺麗だし(みんな整形という噂だけどそれでも良し)、
機内もきれいだし、何となく明るい。
アサヒスーパードライがあったのが、
日本に近づいている気がして嬉しかったなぁ。
もちろん、ビビンバみたいな機内食といただきました!


事前に大雪情報があったものの、
フライト到着が昼だったので、問題なく成田に到着。
成田には雪が全くなく、(後で考えれば、処理されていた。)
大雪じゃないのかーって思っていたら、
京成線に乗って、一駅移動するとあたりはもう真っ白。
雪の降る中、肩が外れるくらい重い手荷物と、スーツケースを引きずるって、
雪の轍を作りながら、
やっとの思いで、帰りました。

スーツケースで雪かき

夜にはこんなに。

帰ると、
おばあちゃんがおでんを作ってくれたので、
父と3人で日本酒を嗜みながら、
寒の温を味わいました。



2014年2月4日火曜日

メゾンエオブジェ

メゾンエオブジェに行って来た。
それって何なの?
それは、インテリアに関わる商品もろもろの展示会。
こんなスタイルで我が社は、インテリア演出しますとか、
照明器具やら鏡やらオブジェのクリエーターがブースを出して、
自らの作品をプロモートするビジネスの場。
 
東京だったら、有明・東京ビッグサイトで開催ですが、
パリだったら、Parc d'exposition というところで開催されます。
Gare du Nord(北駅)から約20分くらい。
パリには他にも有楽町・国際フォーラムのような街中展示会場も
ありますが、ここは規模が違います。
まぁ、大きいです。
ジャパンエキスポ(フランス版コミケ?)もここでやったりしています。 


会場はダイショウ含め9カ所にわたって…大きいって。



こういった展示会は、
世の中の流れ(情報)を知る上でとっても大切。
ですので、私もとりあえず行ってみることにしました。
業界のお祭りみたいな物ですから、
それぞれの出展者が、展示(見栄え)にかなり力を入れています。
入場している人もヨーロッパ各国から来ているようでした。
アジアは中国人より日本人の方が多かったように思います。
 
 
写真撮影は全体に禁止されていますが、
暗黙の了解で私も撮ってしまいました。
魅せる技術は、やっぱりすごいですから。







日本で見ている同様の展示会と大きく違うなーと思ったのが、
一部の高級ブランドが、
特別感を出すために、
入場制限を行い、
入場にあたっては、受付で必ず名刺を出さないと、
(むしろ口頭で自己紹介しないと)
入れない。
私は見たいだけなのに。
入場に能力を求められます。

しかしブランド感を際立たせるためのこの作戦は、
確かに成功していると思いました。
特にFENDIのブースは、
私の意見ではとてもクオリティが高かったと思います。

あまりに敷居が高すぎて、入れなかったのは、
BENTLEYのブース。
あれは、車のインテリアなんだろうか??
ぱっとガラス越しに見えた感じでは、
アジア人しかいない(笑)
 

入れなかったベントレー・パビリオン


 モードとしては劇的な印象は受けませんでしたが、
行ってみた価値がありました。

ちなみにここ、入場するのに€60。(約8,400円)
私は学校が提携していたので€15で入場。
メゾンエオブジェは1ヶ月半前くらいまでに買っても€45。
日本では結構事前登録で無料になるケースが多いけど、
やっぱり有料にした方がいいんじゃないか、と。
質が良くなる気がいたします。
ちなみに、出展者の情報が載っているカタログ€33。
こういう商売方法は見逃せないですね。


とっても大切な機会でしたが、
体調不良のため滞在4時間でリタイア。
大人しく帰りました。