2013年5月13日月曜日

アーティチョーク

「そういえば、土曜の朝は市場とかないの?」
先日の休みの時に、ふとエミリーに聞いてみた。
そうしたら、どうやら近くでやっているようなので、
見に行ってみることにした。

私の中で、市場といえば、欠かせないのがコチラ。
ベルギーにいたときもあったし、
広尾のナショナルマーケットにもあった。
もうチキンちゃんたちが目白押しで、
ぐるぐるまわされながら、
香ばしい香りを放っています。

ローストチキン屋さん、あなたのお店はいいにおい。

食材のフランス語はほとんどわからないので、
いつも分からないものがテーブルにあがると、
エミリーにスペルを口頭で教えてもらっている。 
これが、すぐ忘れちゃうんだよなー。(笑)

特に海の幸は、よくわからないので、
本日の市場で「物と名称と価格」を
じっくりと確認することが出来た。

まずはこれ。
「Bulots(ブロ)」
日本語では何なのかまだよくわからないけど、
見た具合ではあきらかに貝です。
最初、テーブルでお顔合わせしたときは、
ゲゲっと思ったのですが、
勇気を出して一口。

磯の香りがほどよくしました。
まぁ、おいしくもなく、
まずくもなく…。
きっとグリルして醤油かけて食べると、
おいしいんだろうけど、
フランスではマヨネーズ付けて食べるって言われて、
フランス流に一応いただきました。
マヨネーズは天下一品食材ですから、
まぁいいんでしょうけど。
ある人に言わせれば邪道っていいそうな。

大西洋の北東?で取れたBulots


それからこちら。
「Coquille Saint-Jaques(コキーユ・サンジャック)」
Saint-Jaquesというネーミングはとても印象的で、
食卓でお会いしたときは、
ミンチにされていたから、
出していただいた料理のことを
Saint-Jaquesと言うのかと思っていたら、
はい。違いました。
崇高なお名前ですが、
日本ではホタテ貝です。
何か由来があるんだろうけど、
調べてもわかりませんでした。


サンジャック


この他にもサバ、舌平目、赤い魚(?)等ありました。
スーパーではやはり新鮮な物が手に入りにくいせいか、
マーケットの中でも魚屋は人だかりがすごかったです。
築地にきたら、きっとはしゃいじゃうだろうな。


上品に順番を待つマダムたち

それから、再度発見!
ベルギー産のホワイトアスパラ。
やっぱり大きいー。
食べ甲斐がありそう。
そしてその下に置かれているアーティチョーク。
ボリュームがすごい。
食べたいー。



アーティチョークはどうやって食べるのかを
エミリーに聞いていたら、
とりあえずエミリー流では外側は温野菜として、
中側はグラタンの具材にして食べるそう。
二人で話しているうちに、
料理の話で盛り上がって、
今度作ってくれることになりました。

やったぁー!
ありがとう、26歳のホストマザー。

先日、フランス語表現で、
「avoir un coeur d'artichaud」
(直訳:アーティチョークの心を持つ)
心根のやさしい、感情の豊かな人を表すときに使うと習いました。

Emilie a un coeur d'artichaud.
エミリーはやさしい人です。