「そういえば、土曜の朝は市場とかないの?」
先日の休みの時に、ふとエミリーに聞いてみた。
そうしたら、どうやら近くでやっているようなので、
見に行ってみることにした。
私の中で、市場といえば、欠かせないのがコチラ。
ベルギーにいたときもあったし、
広尾のナショナルマーケットにもあった。
もうチキンちゃんたちが目白押しで、
ぐるぐるまわされながら、
香ばしい香りを放っています。
ローストチキン屋さん、あなたのお店はいいにおい。 |
食材のフランス語はほとんどわからないので、
いつも分からないものがテーブルにあがると、
エミリーにスペルを口頭で教えてもらっている。
これが、すぐ忘れちゃうんだよなー。(笑)
特に海の幸は、よくわからないので、
本日の市場で「物と名称と価格」を
じっくりと確認することが出来た。
まずはこれ。
「Bulots(ブロ)」
日本語では何なのかまだよくわからないけど、
見た具合ではあきらかに貝です。
最初、テーブルでお顔合わせしたときは、
ゲゲっと思ったのですが、
勇気を出して一口。
磯の香りがほどよくしました。
まぁ、おいしくもなく、
まずくもなく…。
きっとグリルして醤油かけて食べると、
おいしいんだろうけど、
フランスではマヨネーズ付けて食べるって言われて、
フランス流に一応いただきました。
マヨネーズは天下一品食材ですから、
まぁいいんでしょうけど。
ある人に言わせれば邪道っていいそうな。
大西洋の北東?で取れたBulots |
それからこちら。
「Coquille Saint-Jaques(コキーユ・サンジャック)」
Saint-Jaquesというネーミングはとても印象的で、
食卓でお会いしたときは、
ミンチにされていたから、
出していただいた料理のことを
Saint-Jaquesと言うのかと思っていたら、
はい。違いました。
崇高なお名前ですが、
日本ではホタテ貝です。
何か由来があるんだろうけど、
調べてもわかりませんでした。
サンジャック |
この他にもサバ、舌平目、赤い魚(?)等ありました。
スーパーではやはり新鮮な物が手に入りにくいせいか、
マーケットの中でも魚屋は人だかりがすごかったです。
築地にきたら、きっとはしゃいじゃうだろうな。
上品に順番を待つマダムたち |
それから、再度発見!
ベルギー産のホワイトアスパラ。
やっぱり大きいー。
食べ甲斐がありそう。
そしてその下に置かれているアーティチョーク。
ボリュームがすごい。
食べたいー。
アーティチョークはどうやって食べるのかを
エミリーに聞いていたら、
とりあえずエミリー流では外側は温野菜として、
中側はグラタンの具材にして食べるそう。
二人で話しているうちに、
料理の話で盛り上がって、
今度作ってくれることになりました。
やったぁー!
ありがとう、26歳のホストマザー。
先日、フランス語表現で、
「avoir un coeur d'artichaud」
(直訳:アーティチョークの心を持つ)
心根のやさしい、感情の豊かな人を表すときに使うと習いました。
Emilie a un coeur d'artichaud.
エミリーはやさしい人です。