2013年5月10日金曜日

アンブッシュ

5月8日と9日はフランスは祝日。
せっかくの休みだけど、どこに行っても不便なだけなので、
家で雑多な仕事と勉強をすることに。

しかしながら今日9日は寒いものの清々しいくらい青い空。
家の裏に森があるので、ちょっと散歩してみることにした。
この森は、コースが3つあって、
黄色が2キロ、緑が3.5キロとなっている。
黄色のコースは、各ポイント毎に
インストラクションがあり、
運動できるようになっている。
結構、これはおもしろい。
ちなみに車いすの人も運動できるように
工夫されている。
すごい、フランス。

コース全容

「懸垂を5回か3回しましょう。」

一応ぶら下がるが、懸垂1回もできない。

 

この青い空はなんだ?色が鮮やか過ぎる!

今日は、空も気分も清々しいから、
緑の3.5キロコースを歩いてみることに。

パソコンばっかり見ているので、
今日はよく遠くをみることができた。
自然のサウンドを耳にしながら、
意気揚々と歩いていて、ふと思った。

昔はきっと、道なんかアスファルトで整備されずに、
人が通行していたんだろうなぁ。
こんな木の中で待ち伏せされたら、
チキンハートな私は、
心臓止まるだろうなぁ。

「ambush(アンブッシュ)」

急に頭をよぎったこの単語。
英語で、「待ち伏せする」という意味。
これってもしかして…
携帯にある仏類語辞典で早速調べると
現代フランス語では「embusquer」だった。
これは古期フランス語の「embushier」 から語源が来ている様。
< cacher  dans un bois > ー木々の中に隠れる。という意味。
emは次にくる名詞を動詞にするための接頭語。
bushierは現代フランス語では「bois」木という名詞。
なるほどー。

ambushを予感させる森
こんなに、木が生い茂ってるから、
隠れやすいし、待ち伏せしやすいよなぁ。
どんな言語でも言葉をひも解いていくと、
その語源は結構単純だったりする。
しかしいつの言葉なんだろうなぁ。
待ち伏せの多い時代かな?いつだ、それは?


なんて、考えている内に、
なんだか迷った様子。
真っ直ぐ道が示すままに、歩いていたはずなのに、
写真で撮った地図には記されていない車道にあたり、
これは変だと気付いた。
慌てて、40分くらい歩いてきた道を引き返す。
ここの森は地図が最初のポイントしか置いてないから、
ほんと不親切。
ルートは自分で見つけろってこと!??


今度は、ルートを逆回りで試してみることにする。
お陰で1時間のつもりが、2時間の散歩となりました。
お疲れ様でした。