2013年6月15日土曜日

一難去って…

先週の今頃は、学校からの通知をもらって気分が高揚。
そしてそんな浮かれた私の目を覚ますかのように来たのが、
次の障壁。その名はVISA。ヴィザ。

そもそも今回の計画はワーキングホリデーヴィザで行く気だった。
ゆるい制約で1年間も滞在を許可される上、
気兼ねなく働いていいVISAだからだ。
おまけに31歳を迎える月までに、一生に一度しかとれない貴重な一手だ。

私の人生、スムーズに行った試しがない。
それでも、もちろん満足はしている。
30年間私として生きてきた経験から、
今一度念のため調べていたら、なんとまぁ、
下記記述をネットで否が応でも見なけばならなかった。

「フランスについては、2013年度から専門職(調理師、デザイナー、技術者、職人、建築士など資格を必要とする職業)での就労が完全に禁止されることとなり、日本で専門職の職歴や資格があったり、査証申請の際に提出する動機作文で専門職の活動を窺わせるような申請者に対しては「私はフランスでは専門職として働かない」という署名付の宣誓書の提出がフランス大使館から要求され、宣誓を拒否した場合は査証申請が却下される。就職や研修、アルバイト、ボランティアなど形態に関係なく、少しでも専門職に従事しようとする申請者に対してワーキング・ホリデー査証は発給されない。」(Wikipedia, "ワーキングホリデイ")

それって…
それって私にあの発給の難しい学生ヴィザで行けってコトでしょうか。
えぇ、そうです。
次の試練が与えられました。


フランスで働いちゃあいけない。 


何が魅力でフランスに来たかって、
言葉だけでなく、やっぱりデザインの世界でキャリアつめるからでは???
フランス人、やっぱりセンスが独特で面白い。
とりあえず討論するあの人たちは、見事な緊張感と連帯感を生み出す。
そんな彼らの文化・生活スタイルを知りたいと思ったことが負の根源なのか。


サルコジ〜オランド政権では、
特に外国人労働者に対して厳しい状況が続いているようだ。
なぜって優秀な外国人が特にフランス人が得意とする専門職の雇用口を
奪っているからという。
客観的にみるとフランスは失業率11%台で世界で見ても異様に悪い。
まぁわからないでもない。
ただ週35時間労働をやめて、もっと生産性をあげて経済力増せばいいんじゃないの?
ちなみに日曜日にフランス人が働くことは特例を除き禁止されている。(笑)


尚、オランドさん、実はルーアン出身で、
私はルーアンの経済に貢献しているって言うのに、
残念な結果となりました。
バーで彼らに会ったら、何て言おうか。
今のうちから考えておこう。


ということで、結局学生ヴィザで行くことになりました。
この申請がまたややこしい。 
そして、学生ヴィザは申請しても発給されない確率が高いという。
しかも今回私には時間があまりない。
んーまたもやリスキーな香り。


ところで今週のクラスのテーマが「L'apparence(外見)」だった。
私に難題を挑んできたムッシューサルコジもムッシューオランドも
政治家になるにあたって見た目にコンプレックスをかなりもっていたらしい。
サルコジは「チビナポレオン」と言われた。
オランドは「大好物がPepito」というおでぶさんだった。


私も大好きpépito。


そんな彼らのキャラクターを「人形劇」にして
嘲笑う風刺的な、パロディー的なvideoを見た。
1年前位に流行っていたCarley Rae JepsenのCall me maybeをアレンジしている。

内容の大筋は、

至って話題に乏しい左派オランド政権に対して
TF2(フランス国営放送)のジャーナリストたちがネタを探しているところに、
「そうだ、スキャンダル豊富なサルコジに戻ってきてもらおう。(いやだけど)
携帯手に取って、さあ彼に電話をしよう♪」というもの。

↓↓↓
こちら
(日本でも多分見れると思うのですが…)


こういうの見て笑うしかない。
前向きに。