2013年6月2日日曜日

エトルタ

印象派周遊ー第一弾をRouen,第二弾をGivernyとして、
第三弾のEtretat(エトルタ)に1日に行ってきました!

EtretatはRouennais(ルーアネー、ルーアンの人)の誰に聞いても、
行った方がいいと勧められる地名。
先日買った印象派ガイドブックにも、もちろん掲載。
ただ、交通の便が悪く、行きたくても足を出しにくかった場所。
古くは漁師町として栄え、
現在ではリゾート地として人を呼び寄せております。
(結構、印象派画家たちの貢献度は高い。)

Claude Monet, Bateaux sur la plage à Etretat,1885


しかしクラスメートのアメッドが、
今週の遠足がEtretatであることを
木曜日に教えてくれた。
しかも残り1席しか空いてない!!
ということで、ちゃっかり私は便乗することにしました。
ラッキー。


週末となると一気に交通の便が悪くなるので、
集合10時に間に合うように、乗換ポイントから
30分間近く早歩きして何とか集合場所の学校到着。
けど、当然のように、30分遅刻してきた
アラブの女子三人…。まったく。


しかしそんなことは忘れてしまうくらい、
Etretaはすごかった。
Rouenから車で約1時間半。
着くと、私は即座に2つある断崖の内、
 Falaise Avalと呼ばれる方に出向く。



美しいものを見るには、それなりのエネルギーが必要で、
切れる息をかばいながら、夢中で上って行きました。
崖の内側には、ゴルフコースがあり、
プレイヤーは景色を楽しみながらゴルフをしているようでした。
ただ、崖だし、風が強いですよ?

 
Le point de l'Aiguille et Le porte d'Aval




La Manneporte
断崖絶壁で、足下を注意しないと、
とくにロープも張ってないから、
超危険。
美しい物には、危険も伴います。

そういえば隣国イギリスのSussexにも
Seven sistersと呼ばれる崖がありますね。
様相は似ています。
ただ、岩に空洞というか、穴がなかったですね、確か。



La Manneporteを見ながら、ランチ。
 朝、急いでビール買って、正解だった!
CHICHIからもらったソムリエナイフで、
Duvelさんのふたを開ける。


あーおいしい。
ビールと一緒に、
Etretatの空気も一緒にいただきました。
(それって…?)


そして無口なスペシャルゲストをお迎え。



くわ?


滞在時間は3時間。
昼寝している暇もないので、
足早にその場を去り、もう一方の崖へ。


石灰質層がわかりやすく露出。


Falaise Amont

反対側に登る方がきつかった。勾配がなんたって急で…。
登る人は、休み休み、体をいたわりながら、進んでおりました。
お陰で今日は筋肉痛です。

反対側のFalaise Amontには、
Chapelle Notre-Dame de la Gardeと言われる教会があり、
結婚式が行われておりました。
でも新婦の姿が見えず終い…。
こんなところで式をあげるなんて、
とっても恵まれていますね。

本当は、夕日も一目見たかったのですが、
なにせ帰りの時間は決められている。
 ので、またの機会に??

いずれにしても、天気がよかったので、
Etretatを十二分に楽しむことができました。
私が撮った写真は301枚。

ご想像の通り、
帰りのバスでは、ほぼ全員が
爆睡。


運転手さんが言いました。
Vous avez bien dormi?
(よく眠れた?)


Bien sûr!!
(もちろん)