2013年12月15日日曜日

箱庭



先週末、事務局のキャロリンからメールが来た。
「模型作成のために靴箱を持ってきてください。」
んー靴箱で模型…って、靴箱ない。
ないので、クラスメートに聞いたけど、
彼女達も探してくれたみたいなんだけど、空箱はないみたい。
仕方ないから、学校近くのブティックにもらいに行く。
意外とほいほいっと渡してくれた。

私がもらって来た靴箱は、22cm×27cm×10cm。
ここに自分の好きな思い描いた庭の模型を作るのが今回の課題。
先生からは、なるべく材料は買わないように存もので制作することを求められた。
ここが今回のポイントだと思った。
存もので作る。
模型屋で材料を買うのはもちろん早くて綺麗だけど、
オーソドックスなものになりかねない。
私もどれだけの模型が作れるのかよくわからないけど、
最後が楽しみで、頑張ることにした。
ちなみに15人いたクラスメートは、最終的に半分くらいしか模型作りに参加していない。
残念ながら、無駄だと思った人もいたようだ。

結局2日間、プラン構成と制作に時間をかけた。
私のテーマは、五感を楽しむ庭。
という結果がコチラ。

(右手前)野菜畑、(右奥)見るための庭、(左奥)ウッドデッキにパーゴラ、水盤、(左手前)リビング

シンボルツリーは、ローズマリーで、コニファーは、スポンジ。いいにおい。

ナタリーの作品。テーマは海に面した庭。模型過ぎないリアルさが新鮮。

ジュリアンの作品。テーマは波。左にある赤い物は楓。それがささる岩はなんとパンのネタ。

私の作品は自慢できる物ではないけど、レアリストさが好評でした。
ナタリーもジュリアンもその他の人の作品も、とってもステキでした。
やっぱりお金をかけないでつくるという点が、
みんなのクリエイティビティを覗かせてくれて一層感激でした。

先生が言っていたのは、
一番大切なのは、コンセプト。
いくら植物に関する知識があっても、肝心のコンセプトがないとすべてが崩れる。
バラバラで 統一感のないものになる。だから、総じて配置が要なんだと。
そうそう。そうですよね。
模型をつくる段階で、
配置や植物の種類とか水盤の大きさとか位置とか色々と考えさせられた。
それに当てはまるような植物を後から自分で調べればいい。
手を動かしてまずは感覚を掴むことが大切。

時間内に終わらせないといけないから、
とにかくアタマと集中力を使ったー。
でも達成感バッチリ。
挑戦してよかった。

ちなみに私が買った材料は、1ユーロのスポンジのみ。
あとは、道端の落ち葉を拾ったり、
工事現場から瓦礫を採取して来たジュリアンに分けてもらったり。
街の植栽をこんなに意識して眺めながら歩いたは、初めてでした。
きっと周りからみたら、不審者だったろうと。。。
気付かないうちに植栽近くに犬の糞を踏みそうになったりしました。

翌日の土曜日は、ほんっとに嫌気を吹っ飛ばすくらい晴れ。
友達のシンディーとサンジェルマンでお茶を楽しみました。
爽快感たっぷり!


大胆な冬晴れ。陽が強いけど、風邪は寒い。こんな中で散歩は気持ちいい。

師走の週末、サンジェルマン。
収納から、ギャルソンが。隠し部屋発見。