2014年1月29日水曜日

プラハの冬-パート2



ちょっと時間が経ってしまいましたが、プラハ記録を一応残します。
2日目のプラハは日曜日だったので、
いつもの経験から店が閉まっているだろうと思い、
プラハ城を中心に観光しようと決めておりました。
ガイドブックを事前にきちんと読みました。

プラハ城敷地内には、聖ヴィート大聖堂があり、
そこではミュシャがデザインしたステンドグランスがあります。
私は主にそこを見たかったのですが、
なんとその日は超例外で休み。
入館チケットは他の建物への入館合せてもセット販売で売られているので、
私たちはそこで断念。

でもお陰で、タイミングよく衛兵交代式にあったり、
となりの国立プラハ美術館にて、
最後の印象派といわれるLudvik Kuba(ルードヴィック・クーバ)の展示会を見る。
プラハ人だった彼は、絵だけでなく音楽や物書きでもあるマルチタレントに恵まれた人で、
私は初めて目にしましたが、色使いや筆の勢いのあるタッチがとても好きになりました。
図録欲しかったけど、重いのと5000円と少し高価だったので断念。
日本でメジャーではないのが、少し残念です。
国立プラハ美術館ということで、
他の常設展示品もレベルが高いのかと思ったら、
そこは少し期待はずれ。
どっちかっていうと建築やインテリアに惹かれました。
それは後日訪れる王宮美術館も同じ。

優しさに包まれる感覚の絵ばかりでした。
炭?でモチーフ描いた壁。



木の味が良いトーネット・209アームチェアが並ぶ。
寄せ木・木目を活かした扉で把手デザインが貝。

美術館を出て、すごくお腹が空いていた私たちは、
ランチとビールを求めます。
13時をまわっていたので、空腹と寒さで2人とも苛立っていましたが、
突然樺太犬のような黒いデカい犬の集団に遭遇、
あまりの数奇さに吹き飛びました。何犬なんだろ?

この後も10匹以上の集団を確認。


と、美術館隣にあったレストランに入ります。
はい、そこが間違いでした。

外に出されていたメニューの価格はまあ普通だと思ったので、
入ったのですが、店内メニューに価格がない。
一応頼むときに口頭で聞き、一瞬高いなと思ったけど、
お店を変えるのも面倒だから、まぁいいかと。

次の瞬間、うちの画伯が気がついた。
テーブルにどうぞ食べてくださいーという雰囲気で置いてあるボテチ。
なんと見えにくい位置に価格が書いてある。
気付いたときにはもう手を出してしまっている。
加えて頼んでないパンも来たけど、これも有料。
ビールは普通の3倍くらい。(だから日本と同じ位)
最後に、支払いは現金しか受付けないと。
クローナで払えば、6000円くらいだけど、
ユーロで払えば、8400円くらい。
もちろん現金でクローナはそんなに持ってないから、結局ユーロで支払い。
最後の最後でも泡を吹かせられました。
美味しかった泡は、最初のビールだけ。

頼んでないチップスとパンと、頼んだビールですよ…

プリプリ店を出て、次の観光スポットへ。
ストラホフ修道院で、あまりに美しいと言われる図書室を拝見。
ノーコメント…

またプリプリしながら、今度は丘を下りながら、カレル橋目指して歩く。
この辺りの雰囲気はまた格別に良い。
カレル橋の袂ちかくの橋で、ステキな看板を見つける。

ここで出てくるのが浦沢直樹のモンスターだ。
ヨハンとアンナの出生の秘密を辿る段階で出てくる
三匹のカエルの看板。
実はコレがモデルらしい。
後で知って妙にテンションがあがりました。

三匹の白鳥かな?

カレル橋を渡りきった後に見たモルダウ川に臨む夕日は
息をのむ美しさ。



そろそろ家路に着こうかというところで、
とうとう画伯のプリプリが最高潮に達して来た。
というのも彼女は足が痛いからだ。
石畳にヒールありのブーツは確かにキツい。
また次の日もあるからな…


結局、安定感のある靴を買いに回り、
彼女はとてもあったかいブーツをアディダスで手に入れた。
彼女のサイズのブーツが片方なかなか見つからず、
ちょっとコロコロした男性店員さんが白い肌を赤く火照らせて、
汗かいて探してくれたのも懐かしい。
痛みから解放されて安堵した足取りの画伯を見て、ようやく私も安心。
旅にはヒールは厳禁ですよー。
こっちがハラハラします。

突然にしては良いブーツに巡り会えた。

この日の夜は、もうお肉と揚げ物とビールで胃が疲れていたので、
家でゆでたブロッコリーとトマトパスタをチェコワインでいただきました。
画伯は爆睡していたので、1人で食べました。



2日目終わりー!