2013年7月9日火曜日

サンテミリオン

Bordeaux  (ボルドー)
ちょうど先週の今頃旅していた場所。
天候にも恵まれ、最高のPetit Vacanceを過ごせた。

ボルドーに行った理由は2つ。
1つは、間違いなくシャトー(ワイン生産者)訪問。
もう1つは、フランス語の先生がそこに住んでいたので訪問兼ステイ。
という、単純な理由。

シャトーを訪問するにも足がないので、
今回は観光局が主催するdes circuits vignobles(ワイン畑訪問)に申込。
私はSAINT-EMILION, route du patrimoine(サンテミリオン)をまず選択。
お値段は、昼食付き100€ほど。さらっとカードで切った。
少し値が張るが、生産者を訪ねられる機会は滅多にないから、奮発。
だけど今は心配。


サンテミリオンの街自体は世界遺産に登録されている。
敬虔なカソリック教徒が教会に収めるワインを生産していて、
その味が評判になり、ワイン産業が発展。
もともと岩を削って作られたモノリス教会がシンボルだったが、
宗教権力が弱体化するとワイン産業で成り立つようになったという。
ここら辺の話は調べるともっと面白い話が出てきます。

街のシンボルーモノリス教会

モノリス教会から見た街全体

小高い丘が一つの街になっているサンテミリオン


サンテミリオンでシャトーと言えば、premier A grand cru classéに位置づけられる
Chateau Cheval Blanc(シャトーシュヴァルブロン)。
 2012年にChristian de Portzamparc(クリスチャンデュポルツァンパルク)が
デザインしたモダンなワイン蔵が有名。
ツアーの訪問場所には含まれてないから、今回は訪問できないのが残念。
ただ私はバスからちらっと見た。あの流線型の建物を。
だけど、もう一回ちゃんと見たい…。
本当に一瞬だったから(笑)


実際に訪問したシャトーは2つ。
Premier Grand cru classéに位置づけられる Chateau CANON(シャトーキャノン)とGrand cru classé のChateau Haut-Sarpe(シャトーオサルプ)。


Chateau CANONは、シャネルが所有している。
建築物の中に、シャネルブルーといわれるカラーがアクセントとして、
いくつか使われていた。
なんかやっぱりうまくまとめてるのよね。クール。ブランドに合っています。
 
説明員のお姉さんがかわいくて、まぁサングラスがよく似合って。
もちろん説明もうまいから、初日でシャトーでのおおまかな生産過程は理解しました。
あとは、生産方法がシャトーによって少しずつ違うだけということも。
最後のお楽しみのdégustation(デグスタション・試飲)は、
2007年のセカンドだったからか、美味しくありませんでしたー。とほ。
ココの品種はメルロー80%、カベルネフラン20%で飲みやすくフルーティー。

メイン建物リノベーション中ということで、脇門から。


Chateau CANONのChais。キャノンがちゃんとある(笑)

最後にお待ちかねのDegustation(デグスタション)。

しかし次のChateau Haut Sarpeの印象はとても良かった。
Chateau CANONに比べると格付けでは下だが、
こっちの方がワインが美味しい。と思った。
ここは、ぶどう品種がメルロー70%、カベルネフラン30%。

ガイドをしてくれた所有者の息子(推定45歳)が
フランスの高田純次っていえるくらい、いい加減で面白い人。
終始笑いの絶えないコメディアンツアーをしてくれました。
ファミリー経営というのが身にしみて感じられるくらい、
気さくで、彼が飼っている犬も一緒にツアーで案内してくれました。
後で写真をとっていなかったことに気付いて、がっくし。


まぁまぁ広いシャトーですわ。

家の裏には、夢のような光景
見知らぬ人たちとの食事もワインがあれば楽しい


敷地内レストランの外は、またもやこんな光景。


食事もコチラでごちそうになって、ファーストとセカンドワインをいただいた。
またねー、言葉に出せない程、しっくりきたんですよー。
もう、ありがとうの連発です。。。

同じテーブルに8人程いたけど、
カナダ、フランス、日本、コロンビア…とかなりインターナショナルなメンツでした。
ワインの接ぎ合いが、一層会話を弾ませてくれて、
ステキなひとときを過ごしました。
Chateau Haut Sarpe、とってもおすすめです!


また訪れたい、そう思わせてくれる人たちや景色、
そしてワインに出会い、100€払ったのも価値があると納得。
これから私の酔っぱらいな日々は続き、
これで帰ってからも家でワイン…(笑)をいただいています。


あー、ボルドー万歳。